オーストリアで芸術と文化の旅をしよう
日本から人気の高いヨーロッパの旅ですが、意外に訪れる人が少ないのがオーストリアです。
オーストリアはヨーロッパ大陸の中央部に位置する海のない国で、国境をドイツやチェコ、スロバキア、ハンガリー、スロベニア、イタリア、スイス、リヒテンシュタインと接しています。
ヨーロッパ内でも非常に多くの国と面しているという地理的条件もあり、歴史的もかなり複雑な経緯をたどっています。
西欧とロシアの間に位置する東ヨーロッパということもあり、長い歴史の中で多くの文化が交流しており国内には歴史的建造物が多く存在しています。
首都ウィーンは世界的に有名な芸術都市としてもよく知られており、またオーストリア出身の音楽家が現代まで残る有名なクラシック曲を多く作曲しています。
ウィーンの魅力は街の中に数多くの年代の建造物があるということです。
世界中には歴史都市が数多くありますが、その多くは最もその国が栄えた特定の年代の建造物に集中しています。
しかしウィーンは非常に長い歴史の中で複雑な統治や占領をされてきたことから、街中にはそれぞれの年代の様子を象徴する多くの建造物があるのです。
なのでウィーンの町並みを歩いていると、その都市が辿ってきた多くの歴史を感じることができます。
オーストリアの文化を代表するのが神聖ローマ帝国の皇帝として13世紀から続けてきたハプスブルク家で、1556年に分家をするまでヨーロッパで強い勢力を誇りました。
当時の豪華な宮殿や教会は今も町並みを彩っており、観光客の多くが当時の建造物をめぐる旅をしています。
オーストリアを楽しむなら6日間の旅がおすすめ
日本からオーストリアを訪れる旅なら6日間の日程が最も一般的です。
現在オーストリアへの直行便は5月~10月までの夏期限定となっているので、それ以外の時期に旅行に行くためには他のヨーロッパの空港を経由しなければいけません。
なおオーストリア国内にはウィーン空港、ザルツブルグ空港、インスブルック空港、グラーツ空港、リンツ空港、クラーゲンフルト空港という6つの国際空港があり、それぞれヨーロッパ各国に定期便が出されています。
オーストリアは観光立国であることから国内の交通インフラはかなり整備が進んでおり、もし直行便のない時期であっても比較的簡単にウィーン中心部にまで移動することができます。
シーズン中に出港する航空便はフィンエアーという会社で、東京や名古屋、大阪、福岡からヘルシンキまで出港します。
搭乗時間は約14時間30分で、帰り便は約13時間50分です。
6日間の旅ではウィーン市内の歴史観光を始めとし、世界三大オペラ場とされる国立オペラ座での鑑賞が定番です。