フランスのデザイナーによる高級ブランドは日本人が買っている
フランスといえば日本人にとっては憧れの強い国の一つです。
大学生など若い世代を対象にしたアンケートでは、一度は行ってみたい国として「フランス」を挙げる人はかなり多く欧州地域では「イタリア」に次ぐ人気となっています。
日本人の、とりわけ女性にとって馴染みが深いのがファッションブランドで「ルイ・ヴィトン」や「クリスチャン・ディオール」「エルメス」「カルティエ」「セリーヌ」「イヴ・サンローラン」など挙げていったらきりがないほどたくさんのデザイナーズブランドが存在しています。
かつてバブル期真っ盛りの頃であった1980年代中期~1990年代初頭までは、本場フランスのブランドショップ本店に旅行をしてこれでもかとばかりにバッグやファッションを買い占める日本人女性の姿が見られていたものです。
現在でもそうした「ブランド物を持つ」ということに対しての執着心はかなりの日本人女性が持っているところですが、果たして本家フランスの女性も同じようにブランドを大切にしているかというと決してそうではなかったりします。
フランスで有名な女優やタレントであっても、ブランドものを積極的にファッションに使用するということはあまりなく、どちらかというと質素なファッションをしていたりします。
そもそもパリジェンヌたちは日常の服装にそれほどお金をかけることを好まないようで、街中を歩いていてもかなり手抜きをしているのではと思われる格好をしている人がいます。
もちろんパリ女性にもおしゃれな人はいますが、それは日本人のように誰か有名なファッションリーダーがいてその人の真似をみんなでするといった方向ではありません。
むしろパリの女性はおしゃれをすることでみんなと同じ格好になることを好まず、自分なりに自分にあったおしゃれを考えているという傾向があります。
「自分らしいスタイル」を追及するのがおしゃれ
フランス人と比較して日本人が非常にファッションの流行に流されやすいのは、身近な環境に同一の民族しかいないということが大きく関係しているようです。
フランスでは以前より移民政策が進められていることから、ファッションの流行といっても画一的なものが受けることはなく、その人によって似合うファッションは全く違ってきます。
ですので自分に似合わないファッションを無理に合わせて着るのではなく、自分に似合うものを選んで着るという方法が一般的に定着しています。
フランス国内で販売されているファッション雑誌を購入しても、ファッションアイテム自体は紹介されていてもそれをどういった着こなしをするかという特集は組まれていません。
フランス人のようなファッションスタイルを貫くのは難しいですが、自分に合ったファッションを探し続けるのは大事です。
そのためには、普段挑戦しないようなファッションにも挑戦する必要があります。
日本人なら、福袋という方法で新しいファッションに出会う機会があります。通販サイトで、普段購入しないブランドの福袋を覗いてみたりしてはいかがでしょうか。