人の目ばかりが気になってしまっていませんか?
社会人として働き始めて間もない時期に多くの人が感じるのが自分への評価への不満です。
特に学生時代に成績がよく、友人関係に恵まれてきた人ほど社会人になってからの自分への評価に納得できず落ち込んだり不満を溜め込んだりしてしまうものです。
真面目な性格の人ほどそうした自分への評価の不満を自分自身の責任と抱え込んでしまうので、「評価が低いのは自分の頑張りが足りないからだ」とばかりに自分の身を削るような努力をしてしまったりします。
しかしそうした頑張りは精神論としては立派な反面、ただ頑張りさえすればそれで評価が思うように伸びるわけではなかったりします。
社会人になってからの評価というのは学生時代のテストの点数のように客観的にはっきり優劣がわかるものではありません。
会社の経営方針やそれまでの社風、また評価をする立場の上司の性格によりかなり大きくブレが生じてきます。
目に見えてわかる評価にとらわれてしまうと、どうしても今目の前にいる上司や同僚などにとって都合のよい人になろうと内向きな発想をしがちになります。
内向きな発想は自分自身の成長を大きく妨げることになるとともに、その会社や組織以外の場所での応用力を大きく損なうことになってしまいます。
言い換えればその会社に染まって長時間労働や理不尽な命令に従っていくことは、心身を削って行う労力が必要な割に自分自身に何も残さない空虚なものであるということです。
もし今自分に与えられている評価に不満があるなら、その原因はどこにあるのか冷静に判断してみることが大切になります。
自分自身と向き合う時間を持ってみて
しかし自分への評価が自分の責任によるのか、周囲のせいなのかは簡単に決めつけることはできません。
そこで少し頭を冷やして冷静な視点をとりもどすために、定期的に自分自身と向き合うことをすすめます。
朝から晩まで会社にいて、同じような人とばかり一緒にいるとどうしてもそれと知らないうちにその価値観に染まってしまいます。
しかしその場にいては当たり前と思っていることも、ちょっとその場を離れて別の場所に行ってみると全く違ったとらえかたがされるということもよくあります。
ですのでどれだけ忙しい仕事をしていてもきちんとプライベートの時間はとるようにし、意識して会社以外の世界に出かけてみるようにしましょう。
旅行や趣味のサークルに参加をするなど、別の人達の輪にはいっていくと気持ちをリセットすることができるでしょう。
会社で真面目に仕事をするのはもちろんよいことですが、それと同時に「ここでなくても自分はやっていける」と思える何かを見つけるということで自信を持って仕事をしていくことができます。