親しみのわく「ビストロ」を体験しよう
ここ最近急激に認知度が高まってきたお店として「ビストロ」があります。
「ビストロ」はフランス語の「大衆レストラン」のことで、日本で一般的に知られているフレンチとは異なる気軽に入れて楽しくお酒の飲めるお店として人気を高めています。
ただ「ビストロ」という名称自体、フランスで古くから使われてきた用語というわけでもないようで、一般に知られるようになったのはここ30年くらいの間のことです。
フランス語ではあるものの語源はロシア語であるともう言われており、歴史的に絶対的な定義があるわけではありません。
そんなわけで日本においても「ビストロ」というジャンルはかなりゆるい定義で運営されており、お店によってかなり差があるのが実情です。
「ビストロ」とよく似たお店として「バル」「トラットリア」「リストランテ」といったものがあります。
他にも「ブラッスリー」「グランドメゾン」「ピッツェリア」などといった名称が用いられていることもありますが、基本的にはお店のコンセプトにそった気軽な居酒屋というふうに思ってよいと思います。
一般的にビストロで提供されるメニューはカフェメニューに近く、一品料理として提供される味の濃いめのメニューです。
高級フレンチとは異なり、フランスの家庭料理として作られるものが多く「フレンチフライ」というフライドポテトや「レンズ豆と肉の鍋料理」「ソーセージ・ハンバーグの煮込み」といったものが代表的です。
日本においてはフレンチとイタリアンを明確に区分けしないお店も多いので、しばしばビストロでパスタ類やピッツァ類がメニューになっていたりします。
都内にある有名ビストロ名店
名前こそ「ビストロ」としていながら実質的には安価なイタリア料理を提供しているお店も多いですが、都内にはしっかりとフランス郷土料理を中心に提供する本格ビストロも存在します。
おすすめビストロ5選としては以下のお店があります。
1.Soleil du Matin(本郷三丁目)
2.a table (末広町)
3.Bistrot Grand Soleil (西荻窪)
4.SIZZLE (三鷹)
5.シュングルマン(八丁堀)
これらはいずれもこだわりのあるシェフによる個人のお店であり、店内では大胆な調理方法による欧州の雰囲気そのままも料理を提供してもらえます。
フランス料理といえばワインがつきものですが、ビストロ各店では料理に合うワインもかなりこだわって選んでおり堅苦しくなく一品ずつ依頼することができる気軽なフレンチを体験することができます。
一般的なフランス料理店よりもかなり安い費用で飲食ができるので、気楽に飲める関係になりたい人を招待するのがおすすめです。